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    <article_id>2-C-O12-6</article_id>
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      <title_ja>肺移植後におけるバルガンシクロビル経口投与時の血中ガンシクロビルトラフ値と予防効果の後方視的調査</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
    </title>
    <author>
      <author_ja>勝部 友理恵<sup>1</sup>、片田 佳希<sup>1,2</sup>、梅村 圭祐<sup>1</sup>、卜部 裕月<sup>1</sup>、平 大樹<sup>1</sup>、津田 真弘<sup>1,3</sup>、中川 俊作<sup>1</sup>、大角 明宏<sup>4</sup>、中島 大輔<sup>4</sup>、長尾 美紀<sup>2</sup>、伊達 洋至<sup>4</sup>、寺田 智祐<sup>1</sup></author_ja>
      <author_en> <sup>1</sup></author_en>
    </author>
    <aff>
      <aff_ja><sup>1</sup>京都大学医学部附属病院 薬剤部、<sup>2</sup>京都大学医学部附属病院 感染制御部、<sup>3</sup>京都大学大学院 薬学研究科、<sup>4</sup>京都大学医学部附属病院 呼吸器外科</aff_ja>
      <aff_en><sup>1</sup></aff_en>
    </aff>
  <abstract><br/>【目的】ガンシクロビル (GCV) は肺移植におけるサイトメガロウィルス (CMV) 感染症予防戦略の第一選択薬であり、術後早期に予防目的に点滴静注で投与され、経口摂取が可能になればGCVのプロドラッグ体であるバルガンシクロビル (VGCV) の内服へ切り替えとなる。VGCVは消化管吸収およびプロドラッグ体から活性体への変換過程を必要とすることから、経口投与時のGCV血中濃度は点滴投与時と比較して消化管吸収過程での個人差を受けやすい。そこで、VGCV経口投与時のGCV血中濃度と予防投与の有効性について調査した。<br/>【方法】2021年1月から2023年3月までに京大病院呼吸器外科において肺移植後の予防目的にVGCVが900 mg/日で投与された28例を対象に調査を実施した。日常診療における残余検体からUPLC-MS/MSを用いて得られたGCVの血清トラフ値を解析に用いた。既報のトラフ平均値<sup>1)</sup>を参考に、0.30 μg/mLを基準にGCVの高曝露群と低曝露群に分けて予防効果を解析した。予防投与の有効性は、CMV抗原陽性細胞数あるいはCMV核酸定量により評価した。本研究は、京都大学医の倫理委員会の承認を得て行った。<br/>【結果・考察】観察期間中に定量下限 (0.10 μg/mL) を下回る患者は28例中 8例であった。定量下限を下回る場合、便宜上0.10 μg/mLとして解析したところ、対象患者28例の観察期間中GCV平均血中濃度の中央値 (範囲) は0.32 (0.10－2.19) μg/mLであった。低曝露群14例中2例において、CMV抗原陽性細胞 (1 cell/5万cells以上) を認めたが、投薬継続により陰転化した。移植後1年間の予防投与を完遂した18例のうち、終了後2ヶ月以内にCMV抗原陽転化を認めた症例は低曝露群および高曝露群においてそれぞれ7例中2例および11例中1例であった。予防を目的とした有効血中濃度の下限および目標AUCはそれぞれ1－3 μg/mLおよび50 μg *hr/mLと報告されているが、いずれもCMVに対するGCVのIC<sub>50</sub>値に基づく推算値であり、GCVが1 μg/mLを下回る場合においても予防効果が期待できる可能性が示唆された。<br/>【結論】GCV血中濃度が0.30 μg/mL以下の低い集団においてもCMV感染症を抑制できることが示唆された。<br/>【参考文献】 (1) Winston DJ, <i>et al</i>., <i>Biol Blood Marrow Transplant</i>. 2006 ;12(6):635-40.</abstract> <trans_abst> </trans_abst> </article>