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    <article_id>2-C-P-C3</article_id>
    <title>
      <title_ja>ニルマトレルビル/リトナビル併用によるタクロリムス血中濃度上昇例の薬物動態学的検討</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
    </title>
    <author>
      <author_ja>潮平 英郎<sup>1</sup>、新垣 伸吾<sup>2</sup>、上原 渉<sup>1</sup>、上原 仁<sup>1</sup>、山本 和子<sup>2</sup>、中村 克徳<sup>1</sup></author_ja>
      <author_en> <sup>1</sup></author_en>
    </author>
    <aff>
      <aff_ja><sup>1</sup>琉球大学病院薬剤部、<sup>2</sup>琉球大学大学院医学研究科感染症・呼吸器・消化器内科学講座（第一内科）</aff_ja>
      <aff_en><sup>1</sup></aff_en>
    </aff>
  <abstract>【緒言】COVID-19治療薬のニルマトレルビル(NMV)はCYP3Aにより代謝されるが、薬剤中にCYP3A阻害薬であるリトナビル（RTV）を配合し血中濃度が維持される。RTVは「CYP3Aの阻害による相互作用の受けやすさが中程度の基質薬」のAUCを2倍以上に増大させる可能性があるとされる。免疫抑制薬であるタクロリムス（TAC）は上記中程度の基質薬に分類される。今回、我々はNMV/RTV併用開始後にTAC血中濃度が著明に上昇した症例に対して薬物動態学的評価を行ったので報告する。【症例・方法】61歳女性、生体肝移植実施後にTAC 2 mg/dayが継続されトラフ値は3～6 ng/mL台で推移していた。202X年に当院救急外来を受診しCOVID-19と診断され、腎機能低下例としてNMV/RTV（300 mg/200 mg,分2）5日間分が処方された。Day 1（NMV/RTV治療 4日目）外来受診時にトラフ採血でTAC血中濃度 ＞60 ng/mLと検査上限値を超えていたことから同日よりTACが休薬された。その後のTAC血中濃度は day6、8、12でそれぞれ22.7 ng/mL、10.4 ng/mL、2.1 ng/mLであった。TAC休薬後の血中濃度推移より消失速度定数(ke, /hr)、クリアランス（CL, L/hr）を求めてTDM解析ソフトBMs-podによりAUCを算出した。なお、TAC血中濃度は検査値上限以上であったことから60 ng/mLの値を用いて解析を行った。【結果】最も相互作用の影響を受けたと考えられるday1-6の血中濃度よりCL=0.44 L/hrと算出された。この値より、day 1にTAC内服継続していた場合のAUCは1419 ng・hr/mLと推定された。ベースライン時のTAC-AUCはトラフ値6.0 ng/mLにおいても AUC 102 ng・hr/minと推定された。【考察】TACインタビューフォーム情報と本患者の体重53.9 kgより6.47 L/hrが通常のCLとなるが、NMV/RTV併用後のCLは約1/15へ低下していた。さらに、推定AUCはベースライン時からNMV/RTV併用後に約14倍と顕著な上昇が認められた。NMV/RTVとTACは添付文書上併用注意であるが、併用時にはTAC減量または休薬等の必要性が注意喚起されている。本検討結果からも併用時休薬の必要性が示唆された。</abstract> <trans_abst> </trans_abst> </article>