高脂血症治療薬は、動脈硬化予防の観点より生活習慣病を有する症例を含めて幅広く使われている。スタチンやPCSK9阻害薬は確実なLDLコレステロール低下薬として使用されており、フィブラート系薬剤やEPAは高中性脂肪血症改善薬として使用されることが多い。こうした治療薬は血管障害を防ぐだけでなく、抗炎症作用や血流改善効果なども期待されている。ここでは各薬剤の作用機序について概説し、症例に合わせた使い分けについて紹介する。併せて開発中の新薬についての情報もお示ししたい。