漢方薬は中国より伝わり、その後日本の土壌、日本人の体質に合わせ発展してきた日本オリジナルの方剤(薬剤)である。近年「漢方薬がなぜ効くのか」が科学的根拠をもって明らかになってきた。本講演では、漢方薬の作用機序について、漢方薬の多成分が生体のマルチターゲットに働いて総合的に作用していることを基礎医学をベースに紹介し、作用機序に基づく処方選択について、漢方薬を処方している臨床医の立場から講演を行う。