創薬機構では、有用化合物のスクリーニング探索から薬物動態を考慮した最適化合成まで、皆様の創薬研究をシームレスに支援し、疾患モデル動物における薬効の確立等、企業へのシーズ橋渡しが可能な化合物創製を目指しています。そのため、市販低分子化合物を主として、大学独自の合成化合物や製薬企業の寄託化合物、AMED DISCのタンパク質間相互作用阻害中分子ライブラリーを受け入れ、約35万サンプルからなる化合物ライブラリーを管理・運用しています。その化合物ライブラリーに加え、サンプル溶液の超微量分注装置、各種スクリーニング機器、経験豊かなスタッフを基盤としてスクリーニング支援を行うとともに、スクリーニングにより取得したヒット化合物等を出発点として周辺化合物の活性の確認、新規化合物の分子設計、薬物動態評価を含めた構造展開支援も行っています。機構創設以来、ライフサイエンス研究での新しい知見やアイデアをもとに、医薬品等の創出を目指す全国各地の約850の研究テーマをサンプル提供・スクリーニングで、約100の研究テーマを構造展開・薬物動態で支援してきているところです。
近年は次の新しい取組にも力を入れており、これらについても紹介します。①色素標識等せずに酵素の基質や生成物を直接定量できる質量分析に基づく汎用HTSアッセイ系の構築、②1 回に億単位の化合物の結合アッセイが可能なDNA-encoded library の構築、③AIの活用やSBDDによる化合物の分子設計、④新しいモダリティの薬物動態の解析。
なお、支援に関するご相談は、いつでも受け付けています。弊機構のウェブサイト(www.ddi.f.u-tokyo.ac.jp)やBINDS事業サイトをご覧ください。