臨床薬理集中講座受講生の輪を中心に、多施設共同研究が計画された。14施設におよぶ多施設共同研究において、演者は、医師主導治験などの多施設共同研究の経験を元に、研究マネージメントを行った。これまで、薬剤師を中心とした大規模な多施設共同研究は、ほとんど計画されることがなく、そのロードマップや進捗管理についての経験は少ない中で研究が開始された。本発表では、多施設共同研究を円滑に進める上での、律速ポイントと対応策を紹介する。コミュニケーションツールのシステムを導入することにより、コミュニケーションを円滑に行うことで、研究管理を実践し、論文投稿段階まで進めることができた。本研究を通して、臨床薬理学的観点から、医師と薬剤師が、それぞれの専門性と強みを活かした共同研究を実施し、リレーション構築の発展に繋がった。研究マネージメントを行うことで、進捗管理のみならず、一体感を持って進めることができ、研究者同士の連携も深まり、次なる研究の実施も計画段階である。本発表においては、集中講座を通しての研究リレーションの構築と発展および研究管理の重要性について検討する。また、今後の課題とともに、研究者とマネージメントの伴走が重要である点についても強調したい。