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    <article_id>2-C-O07-2</article_id>
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      <title_ja>日本人健康成人の総コレステロールの基準範囲についての考察</title_ja> 
      <title_en></title_en> 
    </title>
    <author>
      <author_ja>横枕 早紀、吉原 達也、三浦 由子、山田 阿可子、菅 茂樹、古井 輝美、宮本 厚子、前田 知由紀、月川 洋、松木 俊二、入江 伸</author_ja>
      <author_en>Saki Yokomakura, Tatsuya Yoshihara, Yoshiko Miura, Akane Yamada, Shigeki Kan, Terumi Furui, Atsuko Miyamoto, Chiyuki Maeda, Hiroshi Tsukikawa, Shunji Matsuki, Shin Irie</author_en>
    </author>
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      <aff_ja>医療法人相生会</aff_ja>
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  <abstract>【目的】総コレステロール（TC）は脂質代謝の指標の一つであり、治験での被験者管理において重要である。従来、TCの基準範囲（Reference Interval: RI）は動脈硬化の予防医学的な観点から設定され、当法人でもその観点による基準範囲（120-219mg/dL）を採用している。一方、2015年に日本臨床検査標準協議会（JCCLS）は6345例の健康成人のデータ分布よりTCのRIを142-248mg/dLと発表し、これを採用する施設が増加している。当法人では健康成人対象の第I相試験を多数実施しているが、従来のRIでは上限値からの逸脱者が多く、不適切なRIの設定は薬物の適切な評価や円滑な治験実施の妨げとなると考える。そこで当法人で臨床試験の事前検査を受けた健康成人データよりTCの基準範囲を算出し、既存の基準範囲やガイダンスと比較した。【方法】医療法人相生会の保有する2010～2020年の13283名（男性10505名、女性2778名）のTCデータを後方視的に収集し、2.5及び97.5パーセンタイルを算出しRIとした。また、対象者を年代別に20-45歳、46-64歳、65-85歳の3群に分けて解析した。本研究は博多クリニック臨床試験審査委員会の承認を得て実施した。【結果・考察】本研究で算出されたTCのRIは、男性で127-251mg/dL、女性で136-275mg/dLであり、男女とも当法人のRIよりも高値であった。20-45歳男性及び女性のRIはそれぞれ127-248mg/dLと134-254mg/dLであり、JCCLSのRIに近かった。46歳以上の男性のRI上限は270mg/dL前後、女性では290mg/dL前後であった。当法人のRI上限を超える者の割合は男性で13.2%、女性26.2%、JCCLSのRIでは男性3.3％、女性9.1%であった。また、除外基準の設定などに使用されるFDA Guidance (Toxicity Grading Scale for Healthy Adult and Adolescent Volunteers Enrolled in Preventive Vaccine Clinical Trials)のGrade３（226mg/dL超）以上の被験者割合は男性9.8%、女性20.6％であった。【結論】本研究によるTCのRIは、予防医学的なRIよりも高値であり、JCCLSのRIに近かった。従来のRIでは健康成人でも上限値からの逸脱例が多いため、治験の参加基準の設定に際しては、年齢別や性別のデータ分布から算出されるRIを考慮すべきと考えられた。また、FDA Guidance Grade 3に抵触する被験者が多いため、このガイダンスを参加基準や有害事象設定の参考にする場合は、治験の目的や薬物の作用機序などを考慮して基準の設定をすべきと考えられた。</abstract> <trans_abst> </trans_abst> </article>