2019年12月が終わった段階でCOVID-19のために世界が変わってしまったように思われますが、その前から世界はどんどん変化していました。COVID-19前に、温暖化=マラリアが流行るかも、洪水が増えた=伝染病には注意は必要だな、と言う素人なりの発想から、第41回学術総会用シンポジウムとして「環境変化と感染症」のセッションを提案させていただいていました。その後、世の中はCOVID-19で塗り替えられ、シンポジウムも急遽の模様替えとなりました。予定されていたシンポジウムに感染症は1つだけという状態で、明らかに私達臨床薬理専門家は準備不足だった事を象徴していると感じました。その後、私達は十分に貢献できたと言えるでしょうか。このように準備が肝腎だという当たり前の事を思い知らされて3回目の学術総会となりました。突然、大きな変化を起こす感染症に対して臨床薬理学はどのような準備が出来るのだろう。こたえは一人では出せない事も習いました。若い頃にお世話になり、昨年の学術総会でも感染症セッションで座長をお願いした賀来満夫先生の「お薬はゲームチェンジャーです」という一言に背中を押されて、多くの先生にお願いをさせていただいた結果、多くの御支援をいただいて実現したのが今回の日本感染症学会との共催シンポジウムです。きっと準備には終わりはありません。でも始めないと、これからも、いつも間に合いません。多くの方に参加いただいて未来の準備を協働作業で始められれば幸いです。