[P-09] アルカリ性EDTA溶液による根管洗浄後の象牙質接着能評価

Author:〇藤巻 龍治、鈴木 二郎、石井 信之
Affiliation:歯内
Abstract:【研究目的】本研究ではアルカリ性EDTA溶液による多機能性根管洗浄液が象牙質表面の洗浄処理後の支台築造時に使用するレジンセメント接着性に及ぼす影響を解析した.【材料および方法】実験にはウシ下顎前歯の歯根を歯軸方向に分割し後,表面が平面となるまで研磨を行い,接着試験用試料とした.接着試験用試料は溶液別に,アルカリ性EDTA溶液(EDTA群),スメアクリーン(SC群),未処置(コントロール群)の3群に分類し,各溶液を象牙質面に塗布した後,水洗,乾燥を行った.その後,各試料に接着用レジンセメント(パナビアV5)を用いて,ステンレス製接着子に盛り,被着面に圧接し,可視光線照射器にて各30秒間光照射し硬化させた後,直ちに37℃100%湿度環境中に24時間保管した.保管後、卓上型万能試験機EZTest(EZ-S500N島津製作所)を用いて引張接着試験を行った.統計学的解析は,One-wayANOVAおよびBonferroni法による多重比較検定を行った.【結果および考察】EDTA群,コントロール群,SC群の順に接着性が高い結果となり,SC群と比較しEDTA群は有意に高い接着強さを示した(p<0.05).アルカリ性EDTA溶液による根管洗浄後の象牙質表面は,支台歯築造時におけるレジンセメントの接着性を増強することが示された.

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