[P-10] TruNatomyによる湾曲根管形成の評価

Author:〇下島 かおり、宇都宮 舞衣、許 多、清水 千晶、原賀 裕、糸永 和広、徐 開元、武藤 徳子、石井 信之
Affiliation:歯内
Abstract:目的;歯内療法処置歯は生活歯と比較して残存歯質の形態や量により破折リスクが高くなることが報告されている。近年MinimallyInvasiveEndodontics(MIEndo)が提唱され、最小限の歯質切削が歯内療法後の歯根破折を防止すると考えられている。本研究で使用されたTruNatomyはMIEndoの概念に基づいて開発されたNI-Tiファイルシステムである。本研究は、TruNatomyGlider(Dentsply-Sirona)とProGlider(Dentsply-Sirona)によるグライドパス形成後、TruNatomyによる根管形成を行い根管切削量と、中央変位量を計測し比較検討することを目的とした。
材料と方法;J型エポキシレジン製透明湾曲根管模型(Dentsply-Sirona)40本を使用し、グライドパス形成後にTruNatomyスモールで形成したのちプライムにて根管形成を行った。TruNatomyによる根管形成は、グライドパスをTruNatomyGlider群(n=20)とProGlider群(n=20)の2群で実施した。根管形成量と変位量は形成前後のJ字型根管模型をデジタル画像で重ね合わせ、得られたデータをPCに取り込み計測用ソフトを使用し計測を行った。計測箇所は根尖から1,2,3,5,および8mmの位置で測定し各群で比較検討した。
 結果;TruNatomyGlider群とProGlider群の根管形成量は内湾で3mm外湾で3,5,8mmで優位差が認められた。また、中央変位量はTruNatomyGlider群とProGlider群共に根尖より5㎜以外は外湾に変位示し、TruNatomyGlider群がより根管の変位量が少なかった。
考察;TruNatomyGliderにてグライドパス形成を行った場合、形成時の根管変位が減少した。これはTruNatomyGliderが柔軟なことにより本来の根管形態を維持し、根管形成後の根管変位が減少することが示された。


メールで問い合わせ

3+

コメント

タイトルとURLをコピーしました