[P-13] 二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックスの酸溶液浸漬後の機械的強度

Author:〇大橋 桂、片山 裕太、黒田 哲郎、中村 圭佑、小俣 愛実、和田 悠希、二瓶 智太郎
Affiliation:バイオマテリアル
Abstract:【目 的】本研究は,各種二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックスの酸溶液浸漬後の機械的強度を比較し,耐久性について検討した.
【方 法】供した二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックスは,ヴィンテージPRIMEプレス(VPP,松風),IPSe.maxPress(IEP,IvoclarVivadent)およびイニシャルLiSiプレス(ILP,GC)の3種とした.各二ケイ酸リチウム系ガラスセラミックスの酸溶解性試験は,JIST6526に準じて,溶解量を算出した.機械的強度は,2体摩耗試験により摩耗深さを算出し,3点曲げ試験はJIST6526に準じて曲げ強さを算出した.また,2体摩耗試験と3点曲げ試験は,酸溶液浸漬後の試験も行った.酸溶解性試験の試料数は9個,2体摩耗試験と3点曲げ試験の試料数は各10個とした.なお,酸溶液未浸漬の試料をコントロールとし,各試験から得られた値は統計学的分析を行った.
【結果および考察】酸溶液浸漬後の溶解量は,IEPが最も高く,LPSが最も低い値を示した.摩耗深さは溶解量と同様でIEPが最も高く,LPSが最も低い値を示し,酸溶液浸漬後はコントロールと比較して,すべての群で有意に高い値を示した(p<0.05).三点曲げ強さは,VPPが最も高く,ILPが最も低い値を示し,酸溶液浸漬後は各群ともに有意な低下は認められなかった(p>0.05).以上の結果より,酸溶液浸漬によりガラス成分の溶出が生じ,摩耗性に影響する可能性が示唆された.


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