[P-18] S-PRG溶出液の濃度の違いが多菌種バイオフィルムの代謝および生菌数に与える影響

Author:〇富山 潔1、石澤 将人1、渡辺 清子2、河田 亮3、浜田 信城2、向井 義晴1
Affiliation:1保存修復、2微生物、3組織
Abstract:【目的】本研究の目的は,S-PRG溶出液の濃度が多菌種バイオフィルムの代謝および生菌数に及ぼす効果を検討することである.【実験材料および方法】バイオフィルム形成用材料には直径12mm,厚さ150μmのガラス円板を用いた.刺激唾液を50倍希釈となるようにbufferedMcBain2005(0.2%スクロース,50mMPIPES含有)培養液に混入後,24時間嫌気培養(CO2:10%,H2:10%,N2:80%,37℃)しガラス円板上にバイオフィルムを形成した.実験群は①cont(滅菌脱イオン水),②0.2C(0.2%グルコン酸クロルヘキシジン),③10%S-PRG(10%に希釈したS-PRG溶出液),④20%S-PRG,⑤40%S-PRG,⑥80%S-PRG,⑦100%S-PRGの7群とし,24時間培養後のバイオフィルムに対し15分間の各処理を行なった(各群n=10).生菌数の測定は,処理直後および処理後48時間培養を継続した後に測定する2通りの群に分けて行った.【結果および考察】各処理直後では,すべての薬液処理群の生菌数はcont群と比較して有意に低かったが,培養を48時間継続してから測定したところ,cont群の生菌数と,0.2C,80%S-PRGおよび100%S-PRG群の生菌数間には有意差が認められた.抗菌効果はS-PRG溶出液から溶出されるイオン濃度に依存して抗菌性やpH緩衝能が高くなること関連しているものと考えられた.(本研究は,神奈川歯科大学倫理委員会の承認を得て遂行された【研究倫理審査番号445】)

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