[P-40] 小児歯科外来における初診患者の実態調査
―2008年と2018年の比較―

Author:〇亀倉 ともみ1、青木 嵯由里1、大谷 茉衣子1、浅里 仁1、中村 州臣1、中村 朋美1、小川 綾野1、中島 知佳子1、井上 吉登1、茂木 智子2、志村 菜摘2、阿部 桜子2、田中 里実2、木本 茂成1
Affiliation:1口腔統合医療学講座小児歯科、2附属病院歯科衛生士科
Abstract:[目的]近年,小児の齲蝕の軽症化と罹患率の低下に伴い,齲蝕予防や健全な歯列・咬合育成に関する保護者の意識も高まってきている。一方で,多数歯齲蝕をもつ小児は少なくない。二極化の背景には,小児を取り巻く環境,生活習慣等が多様化していることがあると推測される。本調査は,地域の医療機関と連携する大学病院として小児歯科の役割やあり方を検討する目的で実施した。[方法]対象は,2008年1月から12月までの1年間と2018年1月から12月までの1年間に当科を受診した初診患者とした。初診時に保護者が記入した小児歯科問診票と診査記録を資料として調査を実施した。[結果]初診患者数は,2008年645名,2018年522名であった。居住地は,2008年は神奈川県横須賀市が69.6%,葉山町が7.8%,横浜市7.6%の順であった。2018年は神奈川県横須賀市が67.8%,横浜市が18.0%,逗子市3.8%の順であった。主訴は,2008年,2018年ともに齲蝕関連が40%前後,健診や予防関連が15%前後であった。紹介元の有無については,2008年では25.4%,2018年では37.4%であった。[考察]居住地は横須賀市が最も多かったが,これは横須賀三浦地区に当院以外に小児歯科専門医の在籍する病院がないためと推測された。紹介患者数は増加傾向にあるが,当院が地域医療機関との連携を推進していることによるものと考えられた。今後は小児の口腔内の健全な発育に寄与するためには,小児歯科の専門性を地域に発信し続けることが大切と考えられた。

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