Author:〇平田 貴久1、両角 俊哉1、杉原 俊太郎1、門田 大地1、青木 一孝2、三辺 正人1
Affiliation:1歯周、2全身管理医歯学講座
Abstract:[目的]歯科施設において糖尿病スクリーニングと医療情報集積を行うことによる,医療連携の有用性を評価する。
[方法]神奈川歯科大学附属病院歯周病診療科を受診し,インフォームドコンセントが得られた歯周病患者に対し,糖尿病・歯周病医科歯科連携手帳と簡易血糖検査(指尖血患者自己検査)を用いた糖尿病スクリーニングを実施した。得られたデータから糖尿病が疑われる患者を当院糖尿病内科へ紹介し,糖尿病と診断された患者において,医科では糖尿病の病状評価(糖尿病コントロール状況に関する5項目;HbA1c,食後血糖,BMI,血圧,脂質検査)を,歯科においては糖尿病リスクとしての歯周病健康度評価(歯周病コントロール状況に関する4項目:咀嚼・咬合,歯周病重症度,口腔清掃状態,歯科受診状況)を行った。
[結果]8名の歯周病患者が本研究に参加した。スクリーニングにより8名全員が糖尿病疑いであり,糖尿病内科へ紹介した。内7名が受診し,4名が2型糖尿病と診断され,要介入と判断された。
[考察]歯周病の健康度リスクと血糖コントロール状態は関連する傾向が示されると共に,歯周病患者の糖尿病スクリーニングは有用であることが改めて示唆された。今後,同様の方法で一般開業歯科および内科施設においても実施し,症例数を増やすとともに医科における歯周病スクリーニングに基づき歯周病疑い患者を歯科施設へ紹介する。これらにより,双方向の医療連携の有用性を検討していく。
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