Author:〇井上 絵理香1,2、中静 利文1,2、古川 辰之1,2、飯塚 直人1,2、鈴木 和也1,2、金澤 佑姫2、白木 麗3、川西 範繁3、長島 信太朗3、東 冬一郎3、熊坂 知就3、小俣 愛実4、中村 圭祐4、清宮 一秀1,2、山谷 勝彦1,2、大橋 桂4、星 憲幸3、二瓶 智太郎4、木本 克彦2,3
Affiliation:1総合歯科学、2技工科、3補綴、4バイオマテリアル
Abstract:【目的】
従来の歯冠補綴装置として主体であったメタル修復は,金属価格の高騰やアレルギーの面から使用を控える傾向となっている.神奈川歯科大学附属病院においても金属使用の変化は,補綴装置の製作にも変化が生じている.本研究では過去に本学会で報告した内容を基に,歯冠補綴装置に使用した材料について調査したので報告する.
【方法】
2015年1月~2020年3月の本学附属病院における歯冠補綴装置の内訳を調査した.なお附属病院新設に伴い管理システムが変更されているため2017年は調査から対象外とした.
対象は成人において製作した歯冠補綴装置とし,ポンティックも1歯と定め合計歯数22,805本を調査し,歯冠補綴装置に使用した材料の各年の推移を比較検討した.
【結果および考察】
保険診療における非メタル修復は2015年で6.7%であったのに対し,2016年では9.6%,2018年では10.8%,2019年では13.9%と増加傾向となった.これは2017年12月に保険適用としてCAD/CAM冠用レジンが一部大臼歯に適応拡大されたことが要因であると考えられた.
自費診療における非メタル修復は2015年で59.6%であったのに対し,2016年では71.2%,2018年では83.5%,2019年では91.7%と保険診療以上に顕著な増加傾向を示した.近年,ジルコニアの改良により,審美性を含む補綴装置の選択肢として認知されたためと考えられた.
以上の結果より,今後も金属を使用しない歯冠補綴装置の増加が考えられるため,技工士も更なる知識と技術習得の必要性があると考えられた.![]()
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[P-45] 神奈川歯科大学附属病院における歯冠補綴装置の使用材料の推移
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