Author:〇片山 裕太、黑田 哲郎、大橋 桂、亀山 祐佳、和田 悠希、綠野 智康、青木 香、二瓶 智太郎
Affiliation:バイオマテリアル
Abstract:[目的]第54回本総会では,アクリルレジンの代替材料であるテンポラリー用コンポジットレジンの曲げ強さについて報告した.今回は,摩耗試験および表面硬さ試験により,各テンポラリー用コンポジットレジンの機械的性質を評価した.
[方法]供したテンポラリー用コンポジットレジンはLuxacrown(LC,DMG),Luxatemp(LT,DMG),LuxatempStar(LS,DMG),Tempsmart(TS,ジーシー)およびProtemp4(P4,3MESPE)の計5種とした.各テンポラリー用コンポジットレジンを内径15mm,厚さ2mmのモールド内に填入し,1kgの荷重にて1分間圧接後,業者指示通りの重合条件で硬化させた.その後,上下面を耐水研磨紙#600まで研磨を施し,15分間超音波洗浄したものを試料とした.摩耗試験については,2体摩耗試験(K655,東京技研)を行い,摩耗量を測定した.また,表面硬さ試験については,ダイナミック超微小硬度計(DUH211,島津製作所)を用いて,ダイナミック表面硬さを測定した.なお,試料数は摩耗試験では10個とし,表面硬さ試験では5個とした.それぞれの結果から得られた値は統計学的分析を行った.
[結果および考察]摩耗量は,LSが他のテンポラリー用コンポジットレジンと比較し,有意に低い値を示した(p<0.05).ダイナミック表面硬さは,LSが最も高い値を示したが,LC,LTおよびTSと比較し,有意差は認められなかった(p>0.05).また,無機フィラー含有量を含めた各試験との間には,いずれも相関関係は認められなかった(p>0.05).これは,有機質複合フィラーやマトリックスレジンの存在が影響していることが示唆された.
[P-12] テンポラリー用コンポジットレジンの機械的性質に関する研究(第2報)
-摩耗性と表面硬さについて-
材料0

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