Author:〇藤井 学、香西 雄介、迫田 貴熙、上原 雄人、印南 永、谷口 紀江、泉 雅浩、川股 亮太、櫻井 孝
Affiliation:放射線
Abstract:【背景】COVID-19のパンデミックにより、MRI被験者も検査時のマスク着用が推奨されているが、頭頚部の検査においては画質に影響を及ぼす可能性がある。
【目的】MRI撮像時のマスク着用が画像の信号雑音比(SNR)に及ぼす影響を明らかにすること。
【方法】1.5TMRI装置(SIGNACreator1.5T、GEヘルスケア)を用い、マスクを装着した球形ファントムを撮像した。対象は、マスク無し(Control)と6種類のマスク有りの計7群とした。マスクは不織布サージカルマスク3種類(Surg1、Surg2、Surg3)、ウレタンマスク1種類(Urethane)、ガーゼマスク2種類(Gauze1、Gauze2)とし、SE法でT1強調像を、高速SE法でT2強調像をそれぞれ10回撮像した。SNRは差分法を用いて測定した。【結果】全種類のマスクがControlと比較して有意にSNRを低下させた。特にSurg2とSurge3では明らかなメタルアーチファクトが認められた。Surg1はノーズワイヤーがポリエチレン製であり、Surg2とSurg3はノーズワイヤーが金属製であった。一方、Surg1はUrethaneやGauze1、Gauze2と比較して有意に高いSNRを示した。
【結論】マスク着用はMRI画像のSNRを低下させたが、金属が使われていないマスクのSNR低下は軽度であった。中でもポリエチレン製ノーズワイヤーの不織布サージカルマスクは他のマスクと比較してSNRが高く、MRI撮像時に着用するマスクとして有用と思われる。
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