Author:〇上原 雄人1、印南 永2、藤井 学1、迫田 貴煕1、香西 雄介2、谷口 紀江2、泉 雅浩2、川股 亮太3、櫻井 孝2
Affiliation:1神奈川歯科大学附属病院画像診断科、2神奈川歯科大学顎顔面病態診断治療学講座、3神奈川歯科大学羽田空港第3ターミナル歯科
Abstract:[目的]口内法X線撮影は、多くの場合で、デフォルトの撮影条件で撮影される。そこで、当院で用いられている口内法X線撮影装置8台のPED(患者入射線量)を測定し、当院における撮影条件(デフォルトの撮影条件)が最適化されているかをDRL(診断参考レベル)と比較検討した。
[方法]当院の8台の口内法X線撮影装置を用いて、上下顎の前歯部・犬歯部・大臼歯部の撮影条件でPEDを測定した。PED測定には、線量計として半導体検出器を使用し、検出部にコーン先端を密着させ、5回ずつ測定した。
[結果および考察]PEDは、4F-1・1F-8では全体的にDRLを大きく上回り、4F-2・3F・2Fでも上顎の大臼歯部はDRLを上回る結果であったため、撮影条件の見直しを行った。4F-1ではフィルムからIPの撮影条件に変え、3F・2FではE感度からF感度の撮影条件に変え、4F-2では上顎大臼歯部の照射時間を1タップ下げて、再度線量測定を行った。撮影条件見直し後のPEDは、DRLを上回っていないことが明らかになった。1F-8では、DRLを大きく上回っていたが、撮影条件を大きく変えるのが困難な装置だったため、撮影装置を廃棄した。撮影条件を見直した結果、当院では、デジタル化に伴う撮影条件の変更ができていない装置があったことがわかった。また、上顎大臼歯部は他の部位に比べ線量が高いため、DRLを上回りやすいのではないかと考えられる。
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