第40回 日本ストレス学会学術総会

The40th Annual Meeting of the Japanese Association of Stress Sciences

ご挨拶

会長挨拶

平素より日本ストレス学会に対し格別のご高配ご支援を賜り厚く御礼申し上げます。
このたび「第40回日本ストレス学会学術総会」を、令和6年(2024年)11月2日(土)および3日(日)の2日間にわたり、ライトキューブ宇都宮(栃木県宇都宮市)において開催させて頂く運びとなりました。
今回のメインテーマは、「With/Postコロナ社会におけるストレス科学 -学際的研究の発展を目指して-」とさせて頂きました。未曽有の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大(パンデミック)により多大かつ多様なストレスを経験した我が国では生活環境が大きく変化し、メンタルヘルスの維持・向上に向けたストレス研究の推進は喫緊の課題をいえます。そのような背景のもと、本学術総会における専門分野を超えた活発な研究発表と議論が、今後のストレス研究の発展の一助となることを期待しております。
特別講演では中込和幸先生(国立精神・神経医療研究センター理事長・総長)に、ご自身が代表をお務めになられたAMED研究でのご成果を始め、「With/Postコロナ社会におけるメンタルヘルスの課題と対策」等についてご講演頂く予定でおります。また、教育講演では岡田佳詠先生(国際医療福祉大学成田看護学部看護学科学科長)に「認知行動理論に基づいた精神看護とストレスマネジメント」等について、村田幸久先生(東京大学大学院農学生命科学研究科准教授)に「人工知能を用いた動物行動解析システムの開発と研究応用」等についてご講演をお願いしております。さらに、より多くの方に日頃の研究成果をご発表頂くために広く一般演題を募集し、若手研究者の発表の中から学術奨励賞を選考・表彰致します。本学術総会がご参加頂きます皆様の今後のストレス研究の糧となり、我が国のストレス研究の未来を担う若き次世代の人材育成にもつながるよう、主催者側一同微力を尽くして参る所存です。諸先生におかれましては周囲の方々にも広くお声掛け頂き、多くの皆様に演題の応募とご参加を頂けますようお願い申し上げます。
開催地の栃木県宇都宮市は、餃子のみならずカクテルやジャズでも有名な魅力溢れる街です。また、会場は宇都宮駅直結(徒歩2分)のアクセス性に優れた場所にあり、発着している次世代路面電車(LRT)を利用して頂くことで、様々な観光をお楽しみ頂けます。さらに、少し足をお伸ばし頂ければ、日光や那須塩原といった日本有数の温泉地や観光名所もございます。学術総会へのご参加はもちろんのこと、お食事や観光もご堪能頂きながら、楽しい2日間をお過ごし頂けますと幸甚に存じます。
皆様と宇都宮の地にてお会いできますことを心より楽しみにしております。

第40回日本ストレス学会学術総会
会長 辻󠄀 稔
国際医療福祉大学 薬学部 副学科長・教授
大学院薬学研究科 教授