第55回神奈川歯科大学総会

開催のご挨拶


櫻井 孝 神奈川歯科大学学長 挨拶


大会長挨拶


神奈川歯科大学学会 会長 石井信之



新型コロナウイルス感染症の影響で、東京オリンピック・パラリンピックの1年延期をはじめとして、全国各地の祭りや催し物が中止を余儀なくされています。社会全体が変化するとともに歯科医療界の学術大会開催形式も大きく変化しています。
神奈川歯科大学総会は、本学所属講座すべてにおける一年間の研究活動総決算ともいうべき研究活性化の拠点として、これまで対面密接環境下で開催してきました。いわゆる「三密」環境下でお互いの研究内容に議論が伯仲するのが、学会総会の定番でした。しかしながら、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い「三密」防止は必定となりました。本年度の学会総会は、オンラインを積極的に導入する方針としてオンサイトとのハイブリッド開催を挙行いたします。
オンライン開催は、これまで学会総会に参加できなかった日本全国津々浦々の学会会員にとって、参加可能になる大きなメリットがあります。また、スライドやポスターが学会場で前列に座る(立つ)誰かに遮られて、見えないこともありません。さらに、対面では内容によって質問しづらい環境もオンラインならでは、恥ずかしがらずに質問することも可能です。また、今回のポスター発表は「いいね」投票も取り入れました。発表者は「いいね」の投票数が自身の研究に対する興味の指標となり、今後の研究への励みになります。さらに、今学会総会は海外からの口頭発表も計画しています。時差の問題はありますが、発表者にとっては交通費、宿泊費の節約だけでなく、時間の有効利用にもつながります。
新型コロナウイルス感染症の影響で、これまでの常識が通用しなくなりましたが、従来の様式を遙かに凌ぐ成果が得られることも予想されます。新しい、オンラインによる研究発表や学術交流は、様々な分野で取り入れられ進化途上です。新型コロナウイルス感染症は、学内総会に大きなチャンスを与えているのかもしれません。学会会員の皆様には、オンラインで参加して頂いて研究活動を通じて「意表を突く研究アイデア」、「わくわくするようなどんでん返しの研究結果」を体験して頂けることを約束します。 新型コロナウイルスの時代を私たちの英知と笑顔で乗り切りましょう。





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