[2-P1-P03] 口腔Neisseria属による亜硝酸産生活性と環境因子による影響  

Author: 〇鷲尾 純平、江副 和子、佐藤 聡子、安彦 友希、小峰 英也、柴田 怜、田花 航平、毛 雪竹、高橋 信博
Affiliation: 東北大 院歯 口腔生化
Abstract: “【目的】緑黄色野菜や唾液に多く含まれる硝酸塩は、口腔内細菌により代謝され亜硝酸塩が産生される。亜硝酸塩は、抗菌効果と血管拡張効果を持つことが知られており、細菌性口腔疾患、狭心症や心筋梗塞などの予防に寄与する可能性があることから、注目が集まっている。口腔Neisseria属は、そのような亜硝酸産生能(硝酸還元能)を持つ代表的な口腔常在菌である。しかし、その産生に関わる詳細な代謝機構や、口腔環境により受ける影響については不明である。そこで、各種環境条件下における口腔Neisseria属の亜硝酸産生活性について検討した。
【方法】2種の口腔Neisseria属(Neisseria mucosa, Neisseria sicca)を使用した。各菌の菌懸濁液を作成し、硝酸カリウム、グルコース、乳酸ナトリウム 、リン酸緩衝溶液 (pH 5 or pH 7)を入れ、好気・嫌気の両環境下、37度にて代謝させた際の亜硝酸産生量を、Griess試薬を用いて測定した。また、各菌の粗酵素抽出液を作成し、同様に亜硝酸産生活性を測定した。
【結果】

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